分水口付近の流量について

 中予分水の取水口の流量の基準となっている肱川下流の祇園大橋地点の流量は、実際に測定されたことはありません。建設省はこれを上流域の流量から類推して決めています。建設省の計算方法に他の方法も用い、『流量年表』に記載されている矢落川(祇園大橋の約4キロメートル上流に流入している支流)の流量とも比較し検討した結果、実際の流量は建設省が類推して決めた流量よりも少ないことがわかりました。中予分水の計画は、虚構の水量をもとになされていると言えます。


(※より詳しい説明、図版を近日掲載予定です。)