建設計画一覧

  
特に建設計画についてまとめたものです。
  計画発表から現在までの経緯は、トップページ右下の目次より「【経緯1】計画発表から現在までの経緯」の頁をご覧ください。

▼これまでの流れ 


 平成6年8月 山鳥坂ダムの建設に関する基本計画

 平成12年8月 与党3党の中止勧告

      加戸愛媛県知事の強硬な働きかけにより、計画を見直しての事業継続に。
詳細は、トップページ右下の目次より「【治水】2 中止勧告を受けて、加戸知事の発言」と
「【経緯1】計画発表から現在までの経緯」の頁をご覧ください。


 平成13年5月 見直し案

 同年11月  中予が分水を受けることを事実上拒否。

 平成14年7月 再構築計画案(中予分水についてはふれていない

 平成15年 8 月
  国土交通省四国地方整備局が肱川流域委員会の委員選任方針を発表。
  流域委員会で山鳥坂ダム建設計画の「再構築計画案」を前提に論議し、
  今年度中に「肱川水系河川整備計画」を策定すると発表。

 平成15年10月 肱川水系河川整備基本方針

 平成16年1月 肱川水系河川整備計画(素案)

中予分水については、トップページ右下の目次より「【分水1】実はいまだ継続中?の中予分水計画」、「【分水2】(要らぬと拒否されても分水をする理由は?)山鳥坂ダム建設の法的根拠」の頁を、「肱川流域委員会」については「【お上3】推進派で固めた流域委員会」の頁をご覧ください。


▼各計画の詳細

■山鳥坂ダムの建設に関する基本計画 平成6年8月1日 (B5 表紙+8ページ 拡大表示



『山鳥坂ダム』(左)、『山鳥坂ダムについて』(右)
平成5年10月、山鳥坂ダム建設事業についての理解を求めるために発行された冊子

山鳥坂ダム建設の目的
 (1)洪水調節
 (2)流水の正常な機能の維持
 (3)かんがい
 (4)水道(中予広域水道企業団に対する分水)
 (5)工業用水(愛媛県に対する工業用水)
事業費(H3単価)
  山鳥坂ダム建設費・・・・・1,070億円
 (中予への導水管施設費・・・1,020億円)


■見直し案 平成13年5月17日 (A4 表紙、目次+18ページ 拡大表示






山鳥坂ダム建設計画の見直し案は、「肱川の抱える課題解消のために」という題目になっています。しかし、肝心の山鳥坂ダムそのものについての具体的な説明はP.5にごく簡単な図がひとつあるだけで、見直し案提示後(H13.8.27)に、中予地区に対しては利水容量等を明記した資料や事業費が示されたことと考え合わせると、肱川流域が軽んじられているように感じられてなりません。また、見直しにあたっての基本的な考え方の一つに「ダムがない自然な流れの復活」を目指すとあります。

事業費(中予へ示されたもの。見直し案には掲載されていません。)

 山鳥坂ダム建設費・・・1,030億円(H11単価)
 鹿野川ダム改造・・・・・300億円

       総事業費 1,330億円


■再構築計画案 平成14年7月9日 (A4 表紙、目次+7ページ 拡大表示



想定される概算事業費

 鹿野川ダム改造・・・約300億円
 山鳥坂ダム建設・・・約850億 円

       計   約1,150億円

山鳥坂ダム建設計画の再構築計画案は「肱川の安全の確保と清流の復活を目指して」という題目になっています。この案には、中予分水に関する記述がありません。しかし、『山鳥坂ダムの建設に関する基本計画』は、平成6年8月に告示された後、変更または廃止の事実はない。」「『再構築計画案』は、肱川流域の合意形成をはかるために四国地方整備局が作成した提案書である。」等と書かれた文書もあり、中予分水が完全に中止されたことを意味するのかどうかは不明です。
詳細は、トップページ右下の目次より「【分水1】実はいまだ継続中?の中予分水計画」の頁をご覧ください。


■肱川水系河川整備基本方針 平成15年10月2日
 大洲河川国道事務所HPの「川ナビコーナー」
 (http://www.skr.mlit.go.jp/oozu/kawanavi/index.html)に掲載されています。
 http://www.skr.mlit.go.jp/oozu/kawanavi/hijikawa/hijikawa.pdf

■肱川水系河川整備計画(素案) 平成16年1月23日
 大洲河川国道事務所HPの「川ナビコーナー」
 (http://www.skr.mlit.go.jp/oozu/kawanavi/index.html)に掲載されています。